幕開けは、永井さんによるアニメ史に残る名ナレーション…
「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。この一ヶ月あまりの戦いでジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。人々はみずからの行為に恐怖した。戦争は膠着状態に入り、八ヶ月あまりが過ぎた…」
ジオン軍のシャア少佐は、ゲリラ掃討作戦からの帰還中に連邦軍のV作戦をキャッチしてしまいます。
「私もよくよく運のない男だな。作戦が終わっての帰り道であんな獲物に出会うなどとは…」
まさに、後々のことを考えると“よくよく運のない男”だと言わざるをえません…ある意味、ジオン軍を敗北に導いたA級戦犯です。
シャアはデニム曹長率いるザク小隊をコロニー内に潜入させますが、功を焦るジーンが暴走してしまいます。
「デニムに新兵が抑えられんとはな!」
いや、ジーンはアナタの真似をしたんですってば!
ともあれ、コロニー内でマシンガン打ちまくりのザク2機…非難をしていた一般人の少年アムロは偶然にもガンダムの極秘資料を手に入れます。
「コンピューター管理で操縦ができる、教育型タイプコンピューター…すごい、親父が熱中する訳だ!」
いやいやアナタも銃弾飛び交うど真ん中で、そーとー熱中して読んでますよ…血は争えませんね。
幼馴染みのフラウに港に逃げるように言うと、アムロは連邦の新兵器ガンダムに勝手に乗り込みます。
「すごい、五倍以上のエネルギーゲインがある!」
何と比べてなんでしょう?ザクですかね?だったら超極秘データだと思うんですが…
「やってみるさ!」
できちゃうんだからスゴイ!そりゃブライトもビックリしますよ…
まず、ジーンが乗るザクの鼻チューブを引きちぎります。
デニム「…あれが連邦軍のモビルスーツの威力なのか?」
いや、鼻掴んで引っ張って押しただけですけど?ザクでも多分出来るハズですが…
ともあれ、逃げるジーンのザクを後ろから一刀両断。おまけに性能差を感じつつもなぜか肉弾戦を挑んできたデニムのザクもコックピット串刺しで撃破します。
「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを…」
さすが負けず嫌いのシャアです。
「君は、生き延びることができるか?」
これってもしかして、シャアに言ってるんですかね?最近、そんな気がしてなりません(笑)